Data Domain
製品概要
重複排除ストレージシステム
Data Domainはバックアップとリカバリのための、重複排除を特徴とした、ストレージ・システムです。
高効率の重複排除技術により、ストレージ容量の10〜30倍のデータ量を格納することを可能にします。
さらに、災害対策としてData Domainを遠隔地に設置することで膨大な容量のデータリ・プリケーションを可能にします。
特徴
Point.1 |
IBM i と IAサーバの統合バックアップ IBM i では、通常のテープ装置と同じように認識されます。 テープ装置として使用できますので、既存のバックアップ・プログラムを修正することなく使用できます。 また、完全にテープ装置として認識されていますのでシステム全体保管も可能となり、多くの容量を消費しがちな、システム全体保管も格納しておくことができます。 また、IAサーバでは、CIFSとNFSをサポートしますので、Disk to Disk のバックアップ先を既存のNASからData Domainに変更するだけで、すぐに重複排除機能による高効率なバックアップが可能になります。 |
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Point.2 |
遠隔地データ保管/災害対策 遠隔地にData Domainを設置し、メイン・サイトのData Domainとの間でのデータ同期が可能です。 重複排除で最適されたデータのみが転送され、同期するので、データ同期よるネットワーク負荷を最小限で抑えます。 遠隔地に IBM i やIAサーバを置き、同期されたデータを復元することができますので、災害対策環境を構築することができます。 |
利用イメージ
主な機能
重複排除技術による容量最適化
グローバル圧縮&ローカル圧縮の2段階でのデータ削減
インライン方式により実ディスク容量を削減
バックアップを繰り返すごとに容量最適化率が向上
レプリケーション機能の特徴
重複していないユニークなブロックデータのみ圧縮転送
- 低帯域のWANでも構築可能
- バックアップとほぼ同時にレプリケーションの実効が可能
- 距離に依存しないデータ転送が可能
柔軟な構成パターン
- 1対1の双方向、N対1、1対Nの構成
- 筐体指定/ディレクトリ指定
バックアップデータの整合性保証
RAID保護(RAID6)
データの書き込み、読み込み工程で常にデータの整合性をチェック
VTL(仮想テープ)機能
IBM i に可能テープ装置として使用可能
WindowsやLINUXから仮想テープとして使用可能
NAS(Network Attached Storage)機能
Windows環境からはCIFS形式で使用可能
LINUX、AIX、HP-UX環境からはNFS形式で使用可能
柔軟な統制・分析
データ使用量、同期状況の確認がブラウザで可能
対象プラットフォーム
区分 | バージョン | 形式 | バックアップソフト |
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IBMi | V7R1、V7R2 | FC | OS標準(CL)、BRMS |
Windows | CIFSサポートバージョン | CIFS | Acronis、CA ARCserve、Backup Execその他 |
LINUX | NFSサポートバージョン | NFS |
製品ラインナップ
物理容量 | 実効容量 | 最大転送速度 | 速度 | 論理容量 | |
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DDBoost | DDBoost以外 | ||||
DD2200 | 最大 | 最大 | 4.7 TB/時 | 3.5 TB/時 | 40-860 TB |
24 TB | 17.2 TB | ||||
DD2500 | 最大 | 最大 | 13.4 TB/時 | 5.3 TB/時 | 1.3-6.6 PB |
171 TB | 133 TB |
※記載された会社名や製品名は、各社の商標や登録商標です。